「裂き織り」で広がる仲間の輪!
|
|||
糸川禮子(いとかわ れいこ)さん S32・3・23生 斐川町出身 |
■Profile ●結婚するまでは栄養士として保育所勤務、結婚後ご主人の会社の営業として勤務 ●H9年10月 突如として織りにふれ、織り出す。独学で楽しく織って頼まれれば、何でも挑戦で織ってあげる ●H11年11月 斐川環境フェアーにて裂き織りに触れ、東京に裂き織りの研修に2日間参加 ●H13年8月 斐川町出西に会員集いの場【ほたるの宿】開所 ●H13年9月 くにびきメッセにて「裂き織りでファッション」に参加 ●H13年10月 大社町うらら館にて環境についてのパネリスト ●H13年11月 出雲市市制40周年記念行事で裂き織りファッションショーに参加 ●H13年12月 岡山にて裂き織り実演指導予定 ●H14年1月6日 出雲にて児童にワークショップの一環として裂き織り予定 お問合せはdaicthnokaze@hotmail.com |
||
みんながス!テ!キ!理屈はあと。1枚織るとどうしたらいいか、どこがおかしいか、なんとなくへん・・・疑問点も自分たちで探して、最初からできる人はいないですよね。次に何か織ってみたいと言う気持ちが大切だと思います。 織ることが好きな人、縫製が得意な人,染が好きな人リサイクルステーションに出された品物を分別する人、裂く人・・・いろいろ仕事があります。みんなのアイデアを取り入れて始まったばかりの【ホヤホヤサークル】の仲間です。織り機も2台を交代で使い、にぎやかに織ったり、裂いたり、おしゃべりしたり。 12月9日には皆さんの作品発表会をしました。いつまでも【遊び心】を忘れずに、型にはまらず楽しくやっていきたいと思っています.。 織り機は何台か使ってみましたがどうも思うようにならず、鉄工所へ相談して金具の改良、大工さんに頼んでサイズと重量の調整をして、改良に改良をかさねてやっとできあがりました。ひとつひとつ手作りです。 (左の写真) 年明け早々には、引きこもり児や自閉症の子供たちと一緒にワークショップをひらきます。その一環として裂き織りをさせていただきます。 |
|||
母と裂き織り ここで私の母の紹介をさせていただきます。 母は数年前軽い脳梗塞になり、洋服の脱ぎ着もできず、ふさぎこんで寝ていることが多くなりました。 そんな折に「着物を1枚裂いてみて」と頼むと、家族のものも【リハビリだから、どうせゴミに出そうと思っていたものだから、失敗してもいいわね」と後押しをしてくれました。最初は1人でこそっとしていたようです。 やっていくうちに段々とコツもわかり、絹だったので裂けるときの音もよく、楽しくなったようで1反できると「次、なに裂こうか」なんて言葉も出るようになり、手も動くようになり、今では針仕事や台所に立って料理も畑仕事もとドンドン回復しました。 私の裂き織り横糸は、ほとんど母の裂いたものです。「織ってほしい」ということで着物をそのまま持ってこられれば、解きから母の仕事です。今私の織りは、母なくしてできません。 最後に 私の周りの人たち、いろんな方に助けられ【今の私】があります。 たくさんの方にお礼を言いたい。 “わがままな私を今まで支えてくださってありがとうございました。今後も尚いっそうわがままになるかもしれないけど、見捨てず、 よ・ろ・し・く・ネ!” さあ、今度の土日も、もちろん、心置きなく【織り一色】って感じかな(笑) |
|||
2001年12月取材 |
■これまで掲載してきた記事 |