パソコン機器とIT技術への夢! ■失明した『としまる』第2の人生ストーリー■ 福祉と情報化・パソコンボランティアの必要性
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名 前 : 三輪利春(みわ としはる) 愛 称 : としまる 生年月日: 昭和27年1月26日生 自 宅 : 松江市雑賀町 |
●仕 事 (株)ネットワーク応用通信研究所 バリヤフリーアドバイザー勤務 ●社会活動 パソコン・情報化ボランティア プロジェクト23 代表(http://www.pj23.gr.jp/) しまね・まめなかネット検討委員 他多数 ●趣 味 ボランティア活動 アマチュア無線(JM4GPW) 山登り(大山・船通山など盲導犬いちろう君やボランティアの皆さんと踏破!大山は全行程9時間かかった。) ●その他 各種30以上のメーリングリストに加入、一日200件以上のメールを読み、20-30件のメールを書き、積極的に皆さんとのコミュニケーションを図るなど、本当の元気人!! ●メール(感想を書いてあげてくださいネ) tosimaru@pj23.gr.jp |
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ネットワークの連携・島根ネットワーク連絡会議 また、県内の情報化ボランティアグループさんとの横のつながりを、島根ネットワーク連絡会議がはたしています。 県内に多数のパソコン機器を利用しておられるグループがあります。島根ネットワーク連絡会議メーリングリストを通じてグループとグループの横の連係を計っています。ネットワークを利用し情報の共有をはたしています。 島根の高度情報化を推進すると共に、島根の発展と地域の活性化をみなで考え、取り組んでいます。 高度情報化、大きく広がる可能性 今後高齢化もどんどん進んでゆきます。交通網がすこぶる悪く、離島問題もあります。中山間地域の問題もあります。市町村のドーナッツ化現象、新しい産業の開拓など、すべてにネットワークを通じてみなで話し合っています。 3年前、島根県障害者情報化コミュニケーション支援検討委員会が開催され、たくさんの提案をしました。障害者パソコン講習会など昨年から開催につながりました。島根県主催で障害者パソコン講習会が県内3箇所で開催されています。 重度障害をお持ちの方家庭にでむいてその方の機器を利用した1対1の講師派遣制度も今年からスタートし動き始めました。 昨年から今年3月にかけてIT講習会の基礎となる、島根県IT戦略構想委員会に県民の代表としてパソコンボランティアから2名参加し、たくさんの提案をさせていただきました。 バリアフリーを考えた講習会スタイル、地域格差を無くして欲しい、高齢者の方も多く受講者にあわせた講習会、小中学校利用などなどです。その他多数の提案をしました。 本年は松江市から島根ネットワーク連絡会議の方へ依頼もあり、松江市IT講習会検討委員会へも参加し、たくさんの提案をさせていただきました。 IT講習会 = 目的はデジタル県庁、デジタル市役所作りにつながります。 家庭からパソコン機器を使って届けや申請申込など、県民市民のみなさんから直接利用できる用に計画に入っているとおもいます。 それら考えると、活動を地域密着型=公民館単位でパソコングループ、同好会などのグループを地域に作る事、その地域の方がその地域の方を支え合える体制作りが必要になってくるとおもいます。 小中学校でPTAの皆様方で3人集まればクラブや同好会ができます。それは直接地域の横の連係につながっていきます。地域の活性化に直接繋がっていくのではないでしょうか。全てに高度情報化を目的にパソコンボランティア(情報化ボランティア)の必要性を感じています。 公民館単位で広がっていく事を願っています。公民館各登録グループさんや活動紹介ホームページ作りなど活動する事により他のグループさんとの横の連係や繋がりも深くなっていきます。パソコンを通じて講習会や教え合う事により、パソコンの周りに人が集まつてきます。 また、地域の情報化ボランティアさんたちが考えあい、障害者や高齢者の皆さんの機器の利用に対して初期の設定や取り扱い説明など身近で教えあう体制作りなど広がっていく事を願っています。 障害程度に応じた補助機器の提案。スイッチなど入力補助にその人の障害にあわせた入力補助機器を一緒に考えていただく事も嬉しいです。 パソコン機器を利用したボランティア活動、点訳図書もパソコン機器を利用し点訳ボランティアさんの手でつくられます。以前は点字板を利用し一つ一つ手作りで期間もたいへん長くかかりました。現在パソコン機器を利用し作業分担ができるようになり、大幅に作業日数も短縮されました。1冊の図書を作る事により、全国多数の方にネットワークや全国点字図書館を通じて配付、ネットワークを利用して私達視覚障害者が読みたい図書を直接目録の検索から図書のダウンまでできるようになりました。 朗読音訳ボランティアさんもカセットテープに録音から、最近はパソコンを利用してパソコンから直接マイクに向かって朗読方式です。録音された図書は cd 化され、全国の視覚障害者の方へCD図書として貸し出しされます。テープ図書は、テープがのびたりからまったり、本数も多く点字図書館で管理も大変だったとおもいます。CD図書となり図書も1冊に納まるようになり、管理しやすくなったとおもいます。 全国の点字図書館がネットワークで結ばれました。 点字図書館も視覚障害者情報提供センターとして新しい情報化を向かえています。たくさんの図書情報が全国1ヶ所に集まり、私達視覚障害者「情報弱者」の教育・文化・教養など、新しい情報を早く得る事ができる用になりつつ有ります。 聴覚障害者の方への情報化、パソコン要訳筆記ボランティアさんや、字幕入りビデオテープの普及などにパソコンボランティアさんのお力をすごく必要としています。 |
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パソコンリサイクル パソコン機器の再利用=パソコンリサイクルです。 県内に必要としておられる方がたくさんおられます。企業や自治体、御家庭などでリースの切れたパソコンや不要となったパソコン機器など全て廃棄処分されます。物によってはまだまだ十分利用可能です。 今までたくさんのパソコンリサイクルのおてつだいをしてきました。今年暮れ中国経済連合会殿を通じ中国電力殿のノートパソコン(リサイクルパソコン)200台御仲介いただき、貸与いただきました。 全て県内各地域へ配付させていただきました。とてもありがたい事です。県内でも、今後どんどん広がってゆく事を願っています。 パソコン機器を利用したボランティア活動、パソコン点訳やcd図書朗読、パソコン要訳筆記・映画やビデオテープ字幕などボランティア活動にパソコン機器を必要としておられます。また、県内小学校にしても地域に格差が実際起きています。 障害者パソコン講習会を終えられた皆様、パソコン機器を利用した福祉作業所、それらを結ぶ在宅ネットワーク、外国から来ておられる留学生の皆さんの利用。公民館や施設などほかにも多数あります。書き切れません。全てにパソコンリサイクル活動が必要です。 |
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県内高速ネット網 今後島根県も高速回線ネット網が充実してきます。 インターネットを利用し要訳筆記ボランティアさん、手話のボランティアさんが、ネットワークを利用し画像に会わせ内容を同時に別な場所から同時通訳発信も可能になるとおもいます。高速通信網を利用したインターネットを利用しての、テレビ会議システムです。講演者のお話を離れた場所から同時通訳も可能になるとおもいます。 パソコンが使えるようになり 私達障害者はコミュニケーション支援機器として、パソコン機器が身体の一部となりました。 就労に繋げるには一般の方以上の努力が必要になってきます。みんなががんばっています。私達は目的を持っています、また、それが必要です!そして、おおぜいのパソコンボランティアの皆さんの力が必要です。 みんな笑顔です。 ディスプレーに向かっているあなた!あかるい笑顔のあなたとはすでにこの文書を読んでいただき、もう友達です。友達の輪がどんどん広がっていきます。結んでくれているネットワークにも感謝します。 あなたもパソボラ始めませんか! 小中学校も来年から週5日制がスタートします。また、総合的学習を考えてもインターネットを利用したテレビ会議システムなどの利用で、老人ホームと小学校を結んだ総合的学習、遠く離れた所から講習会を聞いたり参加したり、ボランティア養成講座なども、その場所へわざわざ出向いていかなくても、講習 を受けられるようになると思います。 また、インターネットを、メーリングリストをうまく利用する事により、大勢の人がそこに集まり、より良いアイデアや発展性有る企画など、次から次へとどんどん広がっていきます。 参加者全員メールで会合する事により、担当分け分担しあえば、考えもすぐまとまり難しい構想も夢が現実化してきます。 以前は会合などその場所に出向いてゆかねば会議になりませんでした。インターネットを利用してその場所へ出向いて行かなくても、だれもが会議に参加し提案できる時代に入りました。一つのアイデアが多数の提案で発展し想像性あるアイデアとなります。 それも、年齢差、障害有る無しかかわらず、男女の差別なく、職業上下も関係無く、だれもが参加できます。全てがバリアフリーです。情報が蓄積され、全てが情報の共有に繋がります。 今後、県民だれもがメールアドレスを持つ時代になるかもしれません。共に生きる、共に学ぶ、そして共に伸びる。私たち地方では体制作りが重要です。必要です。 パソコンボランティア情報化ボランティアは、福祉と情報化、障害者と情報化、教育と情報化、生涯学習と情報化など全てに必要です。 私達パソコンボランティア情報化ボランティアは、メーリングリストと情報の共有を生かし、友達の友達はみな友達だ。の精神でがんばっています。 パソコン機器を利用しているだれもが参加できる新しいボランティア活動です。パソコンボランティア『パソボラ』から他の活動へ、必要性をみつけ、新しいボランティア活動、新しい企業をも生み出しながらどんどん発展しています。 ネット普及の体制作り IT技術の進歩は、私達の生活をより良くしてくれます。 また利用する私達、人と人を結びつけてくれます。出会いが有ります。利用する私達も十分に機器を利用できるような体制を作らなくては高度な技術進歩があってもなんにも役にならないとおもいます。利用者をどんどん増やして行く体制作りが必要です。 情報化は産学官だけでなく、県民としての民、産学官民(野)、民としてのボランティアの力が必要です。 ディスプレーの向こうにあかるい笑顔のあなたが見える。パソコン、インターネット利用する、その世界はバリアフリーです。バリアーなく全てが平等な環境です。しかし、インターネットにはインターネット利用のためのネット道徳があります。子供高齢者、男性女性障害ある人ない人、だれもが同じ環境です。 インターネットにすべての方が参加できます。バリアフリーです。しかし、生活している社会と違ったネットワークの社会です。ネットワークにはネットワークのマナーや道徳があります。ネット犯罪や詐欺事件などよくおきます。 インターネットを利用するひとりひとりの判断、して良い事悪い事、利用する一人一人の判断を要求されます。ネットワークの道徳が必要になります。それらの教育も学童期から教育で教えなければならない時代です。 私達メーリングリストでは、情報リテラシーを含む電子ネットワークの活用の学習について話し合われています。子供さん達がアクセスしてはいけないあるいはアクセスの際に注意が必要なサイトも数限りなくあります。トラブルや犯罪、危険事項などパソコンで授業を始めると共にネットの道徳を学ばせる授業が必要となりました。教育でできない部分をボランティアが学校に出向いていき総合的学習などで教える体制作りも教育の現場で必要になったとおもいます。 しまね・まめなかねット」(高齢者ITケアネットワーク支援事業) この12月、島根県より「しまね・まめなかネット」事業に係る検討委員会委員への就任について、島根ネットワーク連絡会議に参加依頼がありました。島根ネットワーク連絡会議を代表し参加します。 「しまね・まめなかねット」(高齢者ITケアネットワーク支援事業)です。 情報通信技術(IT)は、地理的ハンディキャップを克服してくれますし、過疎化・高齢化を解決する有効な手段の1つです。ITを活用し総合的生活支援システムです。 高齢者の社会参画・自立生活等の支援・保健・医療・福祉情報・安否確認等支援・生活情報の提供及び通信などと、あります。高齢者自身の広範な情報交流や社会参画を促すシステムです。 各種団体、組織等の人的ネットワークも求められてきます。パソコンボランティア・情報化ボランティア、県内広く普及が必要です。普及の為に頑張りたいとおもいます。 また、公民館単位でパソコングループやサークルがどんどん広がって行く事を願っています。 新しいイー島根をみなの力で!! いままでにボランティアでできる範囲とできない範囲がありました。 できない範囲をフォローする為にも、情報化NPO法人が必要だとおもいますし、市町村単位で情報化npo法人など団体も必要になってくるのではないかとおもいます。 産学官民みなで協力しあえば、生きがいのあるイー島根の誕生も早まり、経済効果にも繋がります。 新しい島根をみなの力で築き上げて行きましょう!! (By としまる) (2001年12月取材) 【お礼】 三輪さん、実体験に基づく熱い思いを本当にありがとうございました。 ここまでお読みになった皆様も、三輪さんの様々な提言、助言の一つ一つが、なるほど!とキッと心に刻まれたことと思います。 VOL1の野田哲夫先生のお言葉にもありました『島根の高度情報化構想』、みなで勉強し、みんなの力で築き上げましょう! ありがとうございました。感謝!!!(From 管理者・宮崎 照) |
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