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■山陰の元気印!企業 Vol.0001
■松川商事株式会社



本 社  米子市両三柳2366-1
設 立  昭和39年12月
資本金  5000万円
代表者  松川俊友(昭和29年生)
売上高  平成13年7月期    8億5000万円
従業員  130名(アルバイト含む)
事業内容 リサイクル事業(ブックオフFC事業、オフハウスFC事業)
店 舗   ブックオフ9店舗、オフハウス3店舗(平成13年10月現在)
H  P   http://www.eco-mtc.co.jp/

こんな店 見たことがない!
その鮮烈な感動が全ての始まりでした。


松川商事㈱ 松川俊友社長(昭和29年生)

『本を売るならブックオフ♪~』TVコマーシャルを知っている人は多いと思いますが、ここ山陰地区でBOOK・OFFのFC事業を展開するのが、米子市の松川商事であることをご存知の方は案外少ないのではないでしょうか。

松川商事は元々、内装関係の卸業者として1964年に先代が設立したもので、後に現代表者が事業を継承したものの、1992年頃には流通改革の流れ等から、商況は振るわず、倒産まで時間の問題というギリギリの状態にまで陥っていた。


 そんなドン底の状態に陥っていたとき松川社長の目に飛び込んできたのが、あるビジネス情報雑誌の『神奈川県相模原市で新しいスタイルの古本屋オープン』という記事だった。
 
 それは、ほんの小さな記事だったが、社長は何かにひきつけられ、その日の夜行列車に飛び乗り、翌朝、相模原駅に降り立ち、記事の住所を頼りに飛び込んだのが、現在の「ブックオフ相模原駅前店」だった。


BOOKOFF西日本一号店の皆生店

 その時の様子を松川社長は「一歩、店に入った瞬間、私は全身の血が湧き踊る様な衝撃を覚えた。ゆっくり店の中を一巡し、歩き終えた時には、これだ!と心が決まった」と当時を振り返る。

 当時、ブックオフ自体は全国にまだ数店舗しかなく、産声を上げたばかりであったが、今までにない店舗形態に魅せられ、半年後の1993年3月、ブックオフ西日本一号店となる「ブックオフ皆生店」をオープンした。


  以来、ブックオフを核に、総合的なリサイクルショップであるオフハウスのFC事業へと拡大、山陰から山陽・関西地区へと進出し、現在の店舗数は12店を数える。今期(14年7月期)中には新たに2店舗の出店も決定しており、今後関西から関東へと全国的な店舗展開も視野に入れている。


 松川社長は、ブックオフを始めた頃は周囲の誰もが「古本屋なんか儲かるはずがない、必ず失敗するよ」と言われたと振り返るが、その後の展開は、皆さんもご存知のとおり注目のリサイクル・ビジネスとして大きく事業を拡大しつつある。

「誰もが不可能と思っている事でも、ビジネスの世界では可能となり得るということです。商圏も山陰にある企業だからといって、このエリアに限る必要はない。山陰だけの視野でものを見るのではなく、チャンスがあれば大きな商圏へ、どんどん出て行けばいいと思う」と松川社長は語る。

社員一人ひとりにも常に「会社にしがみつくな、可能性に限界はない」と檄をとばしている。その信念は、自身がブックオフという店に惚れ込んだあの瞬間の感動が、時を経るごとに揺るぎないものとなった自信からきているのだろう。
 だれにもチャンスはある、それを活かせるか、心底取り組めるのか、継続できるのか、企業成長の成否は、そんな基本的な事にあるような気がする。


■過去ログ(これまで掲載してきた記事です)
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