山陰の輝く企業にインタビュー |
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連 載 |
シンクタンクとは、行き詰まったときの道しるべ。
「どうしたらいいの?」を解決してくれる会社 株式会社 シーズ総合政策研究所 |
第24回 |
町おこしをしたい!故郷のためになる事業を始めたい!そんな思いを持っている人、特に田舎には多いのではないでしょうか。 シーズ総合政策研究所は、地域に根をおろしたシンクタンク事業をしてくれる会社。お話を聞きました。 |
![]() シーズ総合政策研究所・常務の藤原明さん。松江市にあるオフィスで「シンクタンクって何するところ?」と初歩的な質問を投げてみました。さすが、丁寧に答えてくれました。 |
■「どうすればいいの?」を解決 |
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・出雲市新ビジネスパーク基本構想策定 ・島根県中山間地域産業振興プログラム策定 ・福岡県まちづくり将来構想案策定支援 etc… 華々しい実績が会社案内に並ぶ。地域振興の企画・計画策定はもとより、最近では、市町村合併に関する計画策定や支援業務を多く手がけている。商業、農林、環境、防災、福祉、業務の幅はあらゆる分野におよんでいるー。 |
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こう書くと、すごくインテリジェンスな感じがするが、反面「なんか漢字がいっぱい並んでいてよく分からない」というふうになりはしないか(少なくとも記者はそうなる)。そして、素朴な疑問が頭をもたげる。「シンクタンクって、一体何するところなの?」 |
![]() シーズの事業戦略を図にしたもの。いろいろ書いてありますが、目指すところは、「新しい地域の暮らし方の探求、提案、実践」です。 |
■鉄の歴史村 |
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このことを説明するには、シーズの所長、藤原洋さんの経歴に触れなければならない。 「たたらで、町おこしをしよう」 |
![]() 吉田村ではいま、住民、シーズ、事業者がそれぞれ出資し合う「株式会社鉄の歴史村」が立ち上がっています。藤原所長が先鞭をつけた鉄の歴史村事業が、きっかけとなっています。 株式会社鉄の歴史村では、鉄の村の歴史や有機農業を通して人の交流を増やし、町を活性化していく事業を展開していきます。ここでの主役は、吉田村の住民。官ではなく、民による地域づくりが始まっていきます。 (上は吉田村のホームページhttp://www.web-sanin.co.jp /local/yoshida/) |
■点と点を結ぶ作業 | |
創業からわずか6年の間に、県内外で数々のシンクタンク事業を手がけてきたシーズ。そしてこの春、新しい事業を立ち上げた。「3セク支援事業」だ。 |
![]() シーズ総合政策研究所のホームページ。トップページに、C's=シーズの意味が書いてあります。 |
シンクタンクというと、小難しい研究者の世界を想像してしまうが、少なくともシーズは違う。ある町の地域振興事業を依頼されれば、実際にスタッフが現地へ赴き、1、2年そこに住みつくこともあるという。藤原社長の現場主義は、こういうところにも生きている。 町、人という「現場」を大切にする姿勢に、おおいに共感した。 |
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